2011年1月22日土曜日

「新しい長野県を切り開く」 阿部県政スタート

 阿部守一新知事が1日、初登庁し阿部県政のスタートを切った。就任記者会見では「県民の暮らしをしっかり支えるという基本スタンスで県政運営をしていきたい」と述べ、県政のかじ取りに対する決意を示した。

 阿部知事は記者会見の席上、公約に掲げた「信州型事業仕分け」に関して「一回限りでは終わらせず、初回はできれば年内に実施したい」として、24日に招集が決まった9月定例県議会への関連予算の提出に意欲を示した。事業仕分けについて「予算の削減ありきではなく、本来どこが行うのが適しているのか内容に主眼を置くことが重要」とした上で、「県民参加で情報公開して分かりやすい形で行いたい」と改めて強調した。

 また、13日には臨時県議会を招集し、和田恭良環境部長を副知事に起用する人事案を提出するとした。公約に掲げたもう一人の女性副知事の起用に関しては「現時点でいつまでかは設定はしていない」とした。

 一方、賛否が分かれている県営浅川ダム(長野市)建設問題については「納得できる形で行いたい」と述べるにとどまった。

 選挙期間中に愛用したオレンジシャツを着用した阿部知事はこの日、午前8時40分過ぎに初登庁し、県職員ら約1千人が出迎えた。「長野県の持つ可能性や潜在力に職員の力を合わせて県民の声を聞きながら、新しい長野県を切り開いていきたい」とあいさつ。その後、村井仁?前知事を迎えて事務引き継ぎ書にもサインした。

 阿部知事は午後から県庁講堂で、職員約650人を前にして「県民の声にしっかり耳を傾けて、何を期待されているのかを考えてほしい」と訓示した。その上で、チャレンジ精神、現場視点の大切さ、壁を乗り越えていく姿勢の重要さ?という3つの視点を心がけてほしいと述べた。

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引用元:ロハン(新生R.O.H.A.N) 専門サイト

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